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里山暮らし、ときどきヨーロッパ・ロングステイ

里山暮らし、ときどきヨーロッパ・ロングステイ

●事件簿(壊れたPC) 

リミン事件簿(NO,2)「パソコン・クラッシュ」

房総暮らし(夕陽の中の鳥の群).jpg

先週末は「怒涛の週末」?のようでした。

先ずは、突然、パシャッと壊れたパソコンの前で、
ブルー画面に英語で何やら書かれたメッセージを、
茫然と見つめること数分。

私の拙い英語力で、なんとか理解できたのは、
「テクニカルに連絡しろ」ということだった。
そうか‥もう素人の手に負えない事態なんだ‥

ともかくと、メーカーのサービス・センターに電話する。
タライ回しされること数回で、
やっと事態を理解してもらえたようだった。

とにかく大至急、保存データのバックアップを
とって下さい、とセーフモードで再起動する方法を
教えてくれた。

「至急、CDかメモリーステックに」と言われたので、
半信半疑で近くのラオックスに駆け込んだ。

「あ、あの、今、セーフモードでなんとか
 立ち上がっているんです!
 バックアップとるのに最適なのは、ど、どれでしょう?」

しどろもどろで、慌てふためく私に、
応対してくれたシライシ君は冷静だった。

「セーフモードでしょ?
 外付けハードを認識する余力が
 残っているのかなぁ?
 ま、可能性はありますが‥ダメな可能性の方が。」

「で、でも、メーカーのセンターはできると言うんだもの」

「できる、かもしれない‥というご案内では?」

「いいえ、すぐメモリ・ステッックを買って実行しなさいとのこと。
 絶対出来るというニュアンスだったわよ。
 1ギガで三千円前後で買えるでしょう、とまで。」

「1ギガ? 普通のパソコンでも40ギガはありますよ。
 半分使用でも20ギガくらいの容量は必要だと思うけどなぁ‥」

「もーっ、どうしたらいいの~~(ほとんど泣きそうなリミン)
 じゃあパソコン持って来るから、
 あなたが見てよ~」

「いいですよ。100パーセント救済するお約束はできませんが、
 やるだけやってみましょう。」

という訳で、とって返した私は、
タクシーでパソコンを運び込んだ。

ノート型なので、こんな時は便利だと思いながら、
「すみません、近くて‥
 緊急事態なの。重くて、私、持てないんです‥」

タクシーの運転手さんに言い訳しながら、
660円のところを700円で「あ、お釣はいいです」
いつになく太っ腹なほど、私は気が動転していたのかも?

結論から先に言おう。
結局、メモリ・ステッックもハードディスクもナントカという機器も、
外付けのモノは一切、認識出来なかった。

「他に、どんな方法が‥」蒼ざめる私に、シライシ君は
「あとは、このパソコンからハードディスク部分を抜き出し、
 うちのパソコンにコピーできるかどうか?ですね‥」

パソコンの裏ぶたを開けて、取り出したハードディスクに
なにやらデータを吸い上げるらしい機器を取り付けて、
店のパソコンがある場所に移動する。

「最後まで力が持つといいのですが‥
 途中で止まるかもしれないので、数回に分けましょう。
 一番、大事なデータからいきます。どれですか?」

「うーん、やっぱり、二度と同じものが撮れない
 写真データねぇ‥」

実行が始まった。
ゆっくりだが、少しづつ少しづつ、
進行してしていくのが分かる。

「止まらないでよ‥
 頑張って‥」
祈るような気持ちで画面を見つめる。

「要らないデータは削除してもいいんだけど」
「いえ、削除も力を使いますから」
「ふーむ、そういうことか‥」

終了サインが出た。
「これでうまく開けたら、OKですが。どうかな?」
シライシ君は、淡々と言う。

そして、写真データは、助かった!

二回目、三回目と進むにつれて、画像無しの
文書になるので、データ自体も軽くなっていく。、
店のパソコンに作ってくれたファイルにコピーし終えた
時点で、見ている私はグッタリ疲れてめまいがした。

シライシ君が神様にみえた!

ウチの彼に携帯で報告すると、
「一年前にも修理に出したばかりじゃないか。
 パソコンの寿命が4.2年というなら買い換えれば?
 どうせなら、そのシライシ君から買えば?」

と、伝えると、
「それでしたら、
 新PCの方にデータを移し替えておきます。
 少しお時間をください。」

そして今、私の手元には、元のデータが復元された、
新しいパソコンが誇らしげに輝いている。
ちなみにシライシ君の作業は無料奉仕だった。

ラオックス五井店のシライシ君、ありがとう☆
もう、ラオックス以外で買い物しません!

そして千葉暮らしでの「パソコン事件」
ラオックスのシライシ君を一生忘れないだろうと思います。

2007年05月15日


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